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歯周病って子供でもかかる病気なの?

2021/05/15
口の中の細菌が原因で歯ぐきに炎症が起きる歯周病は大人がかかる病気というイメージがありますが、子供でも歯周病にかかることがあるのでしょうか。

▼子供の場合は歯肉炎になることが多い
毎日正しい歯磨きを続ける生活を送っていないと、子供でも歯周病のような症状が現れます。
子供の場合は歯肉炎になることが多く、歯茎が腫れて赤くなり、歯を磨くと出血するというのが、主な症状です。
炎症が歯ぐきの炎症のみである歯肉炎では、大人の歯周病のように骨が溶けて歯を失うということはありませんが、放置しておくと歯ぐきの腫れが悪化して治りにくくなってしまうので注意が必要です。

▼子供がかかりやすい歯肉炎の原因について
子供に多い歯肉炎にはいくつかのタイプがあります。
・不潔性歯肉炎
正しい歯磨きができておらず、きちんと磨けていない部分に歯垢が溜まってしまうことが原因で引き起こされます。
また、口呼吸が癖になっている子供は、口の中が乾きやすくなるので唾液で細菌が流れにくく、炎症を起こすことがあります。

・萌出性歯肉炎
永久歯に生え替わる時期に歯ぐきが腫れてしまうことがあり、一時的なものなので永久歯が生えると治まります。

・思春期性歯肉炎
10歳から15歳の思春期に分泌されるホルモンが影響して歯茎が腫れやすくなります。

・若年性歯周炎
侵襲性歯周炎とも呼ばれ、歯垢の量に関わらず重症化しやすい、比較的稀な症状です。

▼まとめ
子供の場合は歯周病よりも歯肉炎にかかることがほとんどです。
歯磨きの仕方や年齢による口の中の状況、ホルモンの影響を受けることが原因としてあげられます。